転換期の博物館経営

書籍のご紹介です。

著書:転換期の博物館経営-指定管理者制度・独立行政法人の検証と展望―

著者:金山 喜昭 編

出版年月日:2020年4月22日

出版社:同成社

ISBN: 9784886218414

http://www.douseisha.co.jp/book/b505849.html

概要:

本書は、指定管理者制度が博物館に導入されて以降の実態を分析し、指定管理者制度とその運用に関する問題点を明らかにすると同時に、博物館経営の在り方を提言したものである。第1章では、指定管理者制度と博物館経営の動向が整理され、第2章では、NPO指定管理館の事例として、青函連絡船博物館、砂丘館、あくあぴあ芥川、荒神谷博物館、が取り上げられている。第3章では、企業指定館として、多摩六都科学館、愛媛県歴史文化博物館、長崎歴史文化博物館、が事例として記述されている。第4章は、公設の財団法人の分析であり、野外博物館北海道開拓の村、横浜美術館、滋賀県立安土城考古博物館、高知県立高知城歴史博物館、が事例として並ぶ。第5章は、独立行政法人による博物館経営として、東京国立博物館、国立科学博物館等が事例となっている。第6章では、組織経営、インバウンド観光、地域コミュニティ連携、市民参加、資金調達、といった博物館経営をめぐる各視点からアプローチがなされている。そして、第7章にて、社会のニーズを反映させた博物館像について言及がなされている。

http://www.douseisha.co.jp/book/b505849.html

指定管理者制度を導入して博物館はどのように変わったのか? 独立行政法人の取り組みを含め、近年の特色ある事例を豊富に紹介。これからの時代にふさわしい博物館経営の姿を描きだし、その具体的な方策を提言する。

目次

第1章 指定管理者制度と博物館の動向

第2章 NPO指定管理館の事例

第3章 企業指定管理館の事例

第4章 財団法人(公設)指定管理館の事例

第5章 独立行政法人による博物館経営

第6章 博物館経営各論

第7章 博物館経営の展望

文責:小田切康彦(徳島大学)