匿名他者への贈与と想像力の社会学

事務局宛てにお送りいただいた書籍のご紹介です。

書籍名:匿名他者への贈与と想像力の社会学:献血をボランタリー行為として読み解く
著者名:吉武 由彩
出版年月日:2023/03/31
出版社:ミネルヴァ書房
定価:5,500円(本体5,000円+税)

内容説明:

私たちの生活は匿名他者との非対面的な関係性によっても支えられている。献血においては、提供された血液は顔も名前も知らない他者のもとへ届けられ、それが必要な人々の生活を支えている。こうした匿名他者への贈与はいかにしてなされているのか。これまでは家族や友人に血液製剤を使用した人がいる場合に献血が促されると指摘されてきた。これに対して本書では、家族や友人に血液製剤を使用した人がいない場合に、なぜ人々は血液を提供するのかを論ずる。