8th Annual ARNOVA-Asia Conferenceに参加して

関西学院大学大学院人間福祉研究科修士2年 
尾形 紗希

 2024年6月21日から22日にかけて、8th Annual ARNOVA-Asia Conference(https://www.arnova.org/arnova_asia_2024/)が韓国ソウルの延世大学で開催されました。本大会のテーマは、“Adapting to Crisis: Reshaping Nonprofit and Social Economy Sectors in and after the Wake of COVID-19” であり、COVID-19後における非営利セクターの在り方を再考することを目的とするものでした。寄付やボランティアの分野に限らず、NPOの協働、資金調達、ソーシャル・アントレプレナーシップ、多様性、包摂等に関する多様な論文セッションやポスター発表、パネルトークが行われました。 

 私は、“Evaluating Corporate Impact: Philanthropy and Volunteerism in Asian Economies” のセッションに参加し、ボランティア活動を行う従業員の成長に影響を与える要因を明らかにすることを目的に実施した実証分析の結果について報告しました。 

 私にとっては初めての対面での国際学会参加であり、不慣れな英語での発表ということもあって、緊張と不安でいっぱいでしたが、多くの貴重なご助言やあたたかいコメントを頂戴する機会となりました。本セッションで出会った皆さまのおかげで、修士論文を完成させることができたと感じております。ありがとうございました。 

 最後になりましたが、本大会の参加に対し、日本NPO学会の若手研究者への国際学会参加支援助成金を頂きましたことに、心より感謝申し上げます。