Ⅰ. 研究大会の開催
- 第1回研究大会 1999年3月20~22日 慶應義塾大学三田キャンパスにおいて開催した。
第2回研究大会 2000年3月18~20日 大阪大学吹田・豊中キャンパスにおいて開催した。
Ⅱ. 機関誌等の編集・発行
1.ニューズレター
1999年度内に試作版を含め、3回発行し、全会員に郵送した。第0巻第0号(試作版、1999年9月発行)、第1巻第1号(1999年12月発行)、第1巻第2号(2000年2月発行)
2.研究年報
第1回研究大会の報告論文およびシンポジウムならびに公募論文の中から選定して、研究年報『NPO研究の課題と展望2000』を編集して、日本評論社より刊行するとともに、全会員に無償配布した。
3.オンライン・ジャーナルの発行検討
編集委員会において、筒井洋一委員を中心に検討を進めた。1999年9月に軽井沢セミナーにおいて、科学技術振興事業団(JST)および学術情報センター(NACSIS)の説明会を開催したほか、第2回研究大会において、一般会員向けにオンライン・ジャーナル説明会およびJSTによるデモンストレーションを開催した。
Ⅲ. 「NPOの教育・研究ネットワーク形成事業」(笹川平和財団助成)の実施
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- 1.NPO・NGO研究者調査
全会員を対象に、会員属性等の調査を行い、調査報告書『The Nonprofit Who's Who』を取りまとめた。これは、学会会員名簿にNPO専門家に関するディレクトリーの機能を持たせたもので、全会員に配布した。 - 2.NPO教育教材の開発
N以下の書籍を、それぞれ翻訳チームを編成して翻訳した。編集の上刊行する予定。
① Lester M. Salamon, America's Nonprofit Sector: A Primer (second edition) (アメリカNPO入門)
② Elizabeth Boris and Eugene Steuerle eds., Nonprofits and Government (NPOと政府) - 3.軽井沢セミナーの開催
1999年9月1-2日に、長野県軽井沢町において「情報革命とNPO」をテーマに、合宿セミナーを開催し、約50人の会員がIT革命のNPO活動に与える影響などについて報告および討論した。成果は、『情報革命とNPO』という報告書として取りまとめ、公刊した。 - 4.国際シンポジウムの開催
2000年3月18日、大阪大学における第2回研究大会の一環として、「NPOの温故知新」と題する国際公開シンポジウムを開催した。キャサリン・マッカーシー・ニューヨーク市立大学フィランソロピー研究所長、フェリー・ソルダット・フィリピンNGO認証協議会ディレクターなど、内外のゲストを招聘し、一般公開形式でパネル討論を行った。
- 1.NPO・NGO研究者調査
Ⅳ. 広報および会員基盤の拡大
- ・学会の公式ホームページの内容充実を図るとともに、情報の更新を随時行った。
- ・入会案内リーフレット、第2回大会告知用ちらしを各1万枚作成し、各方面に配布した。
- ・報道機関の取材に随時対応した。
- ・会員数は、1999年3月創立時の600人規模から、2000年3月第2回研究大会時には800人規模に増加した。